「アイボ」と利用者交流 松山・老人福祉施設
高齢者や園児らが犬型ロボット「アイボ」と触れ合う催しが12日、愛媛県松山市苞木の地域密着型介護老人福祉施設「風早の家」であった。約60人が踊る姿を見たり、実際に触れたりして癒やしのひとときを過ごした。
5月に同市平井町にサービスセンターを開設したロボットなど電子機器の修理を手掛ける「ア・ファン」(千葉県習志野市)が、社会貢献活動の一環として開催した。
約20台を用意。東京音頭などおなじみの曲に合わせて一斉に踊り始めると入所者らは声を上げて喜び、手拍子を打ち鳴らした。首を左右に振るなど愛らしい動きに「かわいいねえ」と目を細め、ひざの上に乗せて頭をなでるなどして交流。女性利用者は「昔飼っていた犬を思い出した。踊る姿を見て楽しかった」と顔をほころばせた。